#0012 手塚治虫「火の鳥」

日頃は、ウィスキー。 でも、まったりと呑みたいときは、ワインを買ってくる。 銘柄は、なんでもよし。 で、「火の鳥」を手に取る。 このところ、「物語」というものが気になっているのだ。 大いなる物語。 生と死、輪廻、権力と庶民、絶対的存在と個。 アル…

#0011 『奇想遺産』

本屋で、この本が平積みになっていて。 つい、表紙の写真に惹かれて買ってしまいました。[rakuten:book:12178769:image] 『奇想遺産』 鈴木博之・藤森照信・隈研吾・松葉一清・山盛英司 共著 新潮社 モン・サン・ミッシェルがずっと気になっている私。 海の…

#0010 いつもそこには  谷川俊太郎・荒木経惟『写真ノ中ノ空』

信号で立ち止まった交差点で、あるいはぼんやりと歩いている歩道で。 ふと、視線を上げてみる。 そこにあるのは、空。 雲一つない青空だったり、暮れゆく夕空だったり、 時に今にも降り出しそうな曇天だったり。 雲も、さまざまに姿を変えて。 でも、いつだ…

#0009 一つだけのさくらんぼ  坂崎千春『片想いさん』

今日は多少“夢見る乙女”タッチだ。許せ。 片想いさん" title="片想いさん" class="asin"> この、一つだけのさくらんぼが揺れている絵柄に、惹かれた。 さくらんぼといえば、二つで一つ、ワンペア、と相場が決まってる。 しかも、この少しだけ透けるような薄…

#0008 田口道明『彼女は泳いでいる。きみの視線の奥、夢の海を──。』

この本、実は、今、手元にない。 多分、実家のどこかにあるか、 あるいは、どこかの時点でうっかり処分してしまったか。 ウェブで気になって探してみたけれど、古書関係のサイトでは 見つかりませんでした。 多分高校生の頃に出会ったこの本。 青山書房から1…

#0007 今夜、学んだ七つのこと。/『俺はその夜多くのことを学んだ』三谷幸喜+唐仁原教久

いつも通りかかる駅のコンコース。 ちょっと時間があったので、そこに店開きしていた 古書のワゴンセールを覗く。 そこで買ったのが、「俺はその夜多くのことを学んだ」(三谷幸喜 文/唐仁原教久 絵)、 「R.P.G.」(宮部みゆき)、そして「フェイク…

#0006 グラント・マクラッケン『ヘア・カルチャー』

髪を切りに行ってきました。 というか染めに行ってきました。 最初はホワイトブリーチするつもりだったんですが、 残念ながらキレイには色が抜けきらず。 金髪っぽくなるのは避けたかったので、 結局アッシュっぽい色を乗せました。 感想は。 …うーん、単に…

#0005 鈴木慎一郎『レゲエ・トレイン -ディアスポラの響き-』

今日は仕事で長野に。 で、その往復の電車の中で読んでいたのが、 この本です。 『レゲエ・トレイン -ディアスポラの響き-』 鈴木慎一郎著 青土社刊(2000/7刊) 私自身、ボブ・マーリーは大好きだけど、という程度で 別に熱心なレゲエ好きではなく、 でもな…

#0004 Jan Staller 『On Planet Earth』

『On Planet Earth -Travels in an Unfamiliar Land-』 ISBN:0893817309 Photographs: Jan Staller/Text: Luc Sante Pub: APERTURE 直島に行った話(cf:日記/8月9日)のコメントの中で、 軍艦島のことをぼんやり考えていたら、 思い出したのがこの写真集。…

#0003 チャンドラー・バール『匂いの帝王』

『匂いの帝王』チャンドラー・バール著/早川書房刊(2003/12) この本はスゴイ!! と、この数ヶ月、ひとに薦めまくってます。 もともと、嗅覚や聴覚、視覚などに 関心が強かった私ですが、 嗅覚を取り上げたこの本には、グイグイと引き込まれました。 主人…

#0002 羽根田 治『ユージ★ザ・クライマー』

平山ユージ、というスゴいクライマーに 以前から関心があり、 ちょっとしたキッカケもあって この本を手に取りました。 「ユージ★ザ・クライマー」羽根田 治著/山と渓谷社刊(2003/11) 実は、彼による具体的な記録等は あまり知らなかったのですが、 「彼は…

#0001 石濱由美子『図説チベット歴史紀行』

今、読んでいる本がコレ。 石濱由美子著・永橋和雄写真の『図説チベット歴史紀行』です。 この本、すごく判りやすい!! 写真(一部モノクロなのが残念ですが)が ふんだんに盛り込まれていることに加えて、 章立てがすごくうまく出来ていて、 チベットの神…