#0001 石濱由美子『図説チベット歴史紀行』


今、読んでいる本がコレ。
石濱由美子著・永橋和雄写真の『図説チベット歴史紀行』です。
図説 チベット歴史紀行 (ふくろうの本)


この本、すごく判りやすい!!
写真(一部モノクロなのが残念ですが)が
ふんだんに盛り込まれていることに加えて、
章立てがすごくうまく出来ていて、
チベットの神話から入り、王朝時代、教団仏教時代、
そしてダライラマ時代とそれ以降、という
時系列に副った流れながら、
少しも「教科書」的なところが無く、
淡々とした文章にぐぐっと引き込まれてしまいます。


今、私がもっとも見たい建築物である
ポタラ宮*1”の写真も
何カットか印象的なものがあり、
それだけでも価値あり、です。
ちなみに、上の表紙の写真に写っているのも
そのポタラ宮です。


これで1,890円は安いっ!

*1:ダライラマの居所だった建造物。斜面にそびえるように建つ姿が、そりゃもう超越的に崇高です。しかも、きれいにまとまっているわけではなく、どこかモザイク的なツギハギ調も見えるところがいい!!!