#0011 『奇想遺産』

本屋で、この本が平積みになっていて。
つい、表紙の写真に惹かれて買ってしまいました。

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『奇想遺産』
鈴木博之藤森照信隈研吾・松葉一清・山盛英司 共著
新潮社


モン・サン・ミッシェルがずっと気になっている私。
海の中に屹立する、城塞のような塔の島。



思えば、私が「見てみたい!」と思った世界の建築物のうち、
現時点で願いが叶ったのはチベットポタラ宮のみ。


ちなみに、他に見てみたいと思っているのは、
モン・サン・ミッシェルの他、
マチュピチュ、そして映画『冒険者たち』に登場するボワイヤー砦。
例の、映画後半でフィーチャーされている(曖昧な記憶ですが…)
城塞島、です。
シャラント地方のラロシェル沖にあるとか。
(これらはこの本には残念ながら収録されてません…)
あ、カンボジアアンコールワット、タプローム
行ってみたいですね。
ちなみに、タプロームは収録されてます。


で、話は遠回りしましたが、
この本『奇想遺産』の表紙になっているのは、
ル・ピュイ=アン=ブレだそうです。
フランス中西部にあるこの建物は、
高さ85メートルの岩のてっぺんに建つ、教会。
いやほんと、スゴい。
まるで、マグリットの絵のようです。


そんな、“奇想”な建物群を紹介した、朝日新聞日曜版「be on Sunday」の
連載記事「奇想遺産」を纏めたこの本。
いやぁ、各地に行ってみたい建物があるもんですね〜!
国内の身近なところだけでも、
千葉県長生郡の「笠森観音」や、
福島県会津若松市の「会津さざえ堂」とか。


メジャーどころで(この本に掲載されていて)気になる
私が行ったことのない場所だと
コルビュジェの「ロンシャン礼拝堂」や
ゲーリーの「ビルバオグッゲンハイム美術館」、
ニューヨークのレトロなポストカードなどでよく見る
三角のとんがった敷地に建つ「フラットアイアンビル」(ニューヨーク)
とかでしょうかねぇ。
もちろん、映画『ベルリン 天使の詩』冒頭に登場する
ベルリンの戦勝記念塔も登場してますよ。
郵便配達夫シュバルによる「シュバルの理想郷」も出てます!
あ、もちろんこの本に載っているほとんどの建物には
行ったことがありませんよ、念のため(笑)。


行ったところだと、「太陽の塔」(大阪)とか、
通天閣」(大阪)、
海外では「テート・モダン」(ロンドン)、
大英博物館グレートコート」(ロンドン)くらいかなぁ
(範囲狭いっ(笑)!)。


実は、なぜかピラミッドとかには
私、惹かれないんですよ。
万里の長城も、まぁそんなに気になりません。


でも、なんだか、“奇想”というにふさわしいような
建物、ってちょっと惹かれます。


この本を眺めながら、
とりあえずは笠森観音にでも行ってみるか…と
思ったりしている次第です。