探さない…か?

「自分探し」という言葉がどうにも嫌いだ。
その言葉が好きな人には、「ゴメン」と言うしかないが。


だって、そこにいるでしょ、アナタは。



…と、改めて文字にしてみて、ハタと思った。
もしかして、「自分はココにいる」と思えないくらい
周りから、「○○さんってこんな感じ」という像を
押しつけられてしまっている人がいるのか…?


"今ココに立っている人物は、
ホントの自分じゃない。"


そう思ってしまう事って、相当辛いんじゃないか。


こうして今日の雑記を書きはじめる時には、
「自分探し」に"やっきになっている"人たちを
揶揄するくらいのことを書くつもりだったのだが。
(「だって、探さなくてもそこにいるでしょ、アナタは。」)


自分のアイデンティティが、どこにもない。
そんな感覚を想像すると、それは相当にツラい。


自分のことを振り返ってみると、
これまで辿ってきた数十年の人生を
おおむねポジティブに捉えることができるからこそ
「だって、自分は今ココにいるじゃん」と思えるわけだけれど。
「今までの人生、全て、自分じゃなかった」と
思えてしまうのならば、それはキツいよね。。。


それなら、そこからスタートだね。


「自分を探そう」、そう思った自分の、今からスタートする人生。



でも、ちょっとだけ考えてみてほしい。


これまで苦しんできた自分、悩んできた自分だって
やっぱり「自分」じゃないか。


例えば、だけど
周りの「あなたはこうでしょ」「こうしなさい」ということに対して
心の深いところで「そうじゃない」「違う」と思い続けられた
その“自分”って、すごくたくましい存在じゃないか。


そんな周りの押しつけに負けず、
「これから自分探しだ!」と
前を向ける。
それはむしろ、すごくステキなことなのかもしれない。


そういうあり方自体が、「探す」以前に、
本当の「自分」の、すごく大事な核だったりするのかもしれない、と
思ってみたり。



…書いているウチに、なんだかよく判らなくなってきたところもあるけれど(笑)。



まぁ、そんなことを考えてみたりする夜もあるわけです。
ワケワカらなくてゴメン。