一人で過去を振り返ってみたり

カウンターで、独り酒。


tanouxさんに教えていただいたOS再インストールについて考えつつ
(RETROSPECT使ってフルバックアップに半日近くかかりそうだから
シゴトの帰り際にバックアップ掛けて帰ろうか、とか)
日々積み重ねてきた仕事データのビット数の重さに感慨しきり。
…って、そのマシンは私の専用機じゃないので
私のデータだけではありませんが…。


で、人って脳のキャパシティの全部は絶対に使わないっていう話を思い出した。
脳って、クロック数にしたらいくつくらいで、
記憶容量ではどれくらいなんだろう?
あ、ハードディスク容量とフラッシュメモリの容量は
別に考えなきゃ、か。長期記憶と短期記憶。
まぁ、それが判ったとこでなんだ、って話ですが。


地球上の、五十億人が頭の片隅に埋もれさせて、思い出すこともほとんどないような昔の記憶や夢、物語たち。
そんなものたちを集めてみたら、どんな織物になるんだろう?


考えてみたら、web上のサイト数(ホストネーム名で)も今月の時点で
1億2千万を超してるようで。
生きてるホストネームだけに限定しても半分の6千万はあるようです。
(cf;ネットクラフト July 2007 web server survey
 http://news.netcraft.com/


つらつらとそんなことを考えていたら、
ボルヘスの「バベルの図書館」のことを思い出しました。


そして、利重剛監督の映画「BeRLiN」だったと思うんだけど、
○○君のこと、忘れてた?みたいな話をしている場面で。
主人公(たぶん中谷美紀)が
「忘れてなんかいないよ、思い出していなかっただけだよ。」
(そうとう前に観たので、かなり意訳?です)
というようなセリフがあって。
頭の中のどこかには、いつもあったんだよ、という。


中学の時、隣のクラスだったヤツ(体育の授業で一緒だったりする)の
こととか、小学生の時の初恋っぽい相手のことだったりとか。
ふとした瞬間に記憶に甦る人々のことについて
ちょっと思い出してみたりしました。
そういやぁ、あいつのアダナを付けたのはオレだった…とか、
あの子の前で、ミョーなテンションで笑わせるようなことをしたり
したなぁ、とか。


そんな、過去のアレコレを積み重ねて、
今の私が生きてます。


突発的な記憶喪失にでもならない限り、
たぶん、クリーンインストールしない
小さなこの脳というハードディスクと共に
あと数十年は生きていくんでしょう。


死期が迫ったとき、もしかしたら走馬燈の中に
「そういえば“はてな”でblog書いたりしてたなぁ…」なんて
思い浮かぶのかもしれませんね。


うん、パソコンネタから少々物思い的なモードになりましたが。


そんなこんなで、(PCの完全復旧作業はまだ取りかかれていませんが)
生きて働いて、酒を飲んで、ぼんやりしている
jackaliなのでした。