酒について。

グラス不要なり。


日頃の、自分の酒の飲み方について書くことが
すごく恥ずかしかった。


ええ。
家での飲み方に限るのだけれど、
ボトルから直接飲むのが習慣なんです。


そう書いただけで、どこか
インチキハードボイルドな感じが
してしまうでしょ?
コイツ、自分に酔ってるよ〜(笑)、って感じで。


…だから、ずっと書かなかったのです。
とはいえ、この飲み方。
考えてみたら、すでに10年以上続けているわけです。


元々、かなりハズかしい理由から始まった
この飲み方。
はい、白状しましょう。
ハードボイルドなイメージに、かなり影響されました。


小説の中の私立探偵が、
デスクの引き出しに入れていたバーボンのボトル。
何かに対して苦々しく思ったとき、
やりきれない切なさを感じたとき。
常に、探偵たちは、引き出しを開けて
バーボンをボトルからグビッと飲んでいたわけです。


そんなわけで。
私が最初に自分で買ったアルコールを思い出してみると、
それはビールでも焼酎でもなく、
ウィスキーとウォッカでした。
今でも忘れません、NEWSというブランディング
国産(サントリー?)のシリーズ。あの円筒形のボトル。
大学生になって、地方で暮らすようになって
初めてコンビニで買ってきたアルコールが、これだったのです。


その、大学時代のアルコールデビュー以来、
(高校時代にも、数回は飲んでたはずなのですが、
 全く記憶にありません…)
ずっと私のそばにはウィスキーのボトルがありました。


バーに行っても、飲むのはストレート。
ええ、強いわけでは全くありません。
割るなんて考えられない(いかに上手に作った水割りがおいしいとしても)、
オンザロックで冷えたのが飲みたいのなら、
ボトルごと(ウォッカやジンでやるように)冷やして飲めばいいじゃん?
いや、冷やしませんが…。
十数年も続けば、ストレートfrom the bottleがもう、私の飲み方。
恥ずかしいけど、許してください。
酒に酔いつつ、自分に酔ってます(笑)。


ところで、今、自宅で愛飲しているのが
キリンの「富士山麓」。
(KIRIN>富士御殿場蒸留所>キリンウィスキー富士山麓樽塾50°
 http://www.kirin.co.jp/brands/sw/gotemba/fujisanroku/fujisanroku50.html
これ、定価1,200円という値段から考えると
激ウマ、ですよ。
同価格帯の他の国産ウィスキーと比べると段違い、です。
適度な丸みと甘みと。
このブランディングがなくならないことを祈ります。