豆腐松茸卵桜桃!
ええ、まんま、です。
でも、これかなりツボ、でした。
これ、何に見えます?
岐阜県が主催している「織部賞」っていう
古田織部の“オリベスピリット”あふれる人を
2年に一度表彰する、というものがあるんですが、
その受賞トロフィー、なんです。
cf:織部賞
http://www.e-oribe.info/OribeHP/02awards/awa00_frame.html
で、その授賞式(11/5 岐阜市県民文化ホール未来会館)に
行ってきたわけ。
あ、もちろん私が受賞したワケじゃありませんよ(笑)。
今年の受賞者は、
グランプリ:水木しげる
織部賞:杉浦康平、深澤直人、山下洋輔、ジェフリー・ショー、
特別賞:故・加藤卓男
という顔触れです。
で、この織部賞、毎回違う人がトロフィーをデザインしてるわけですが、
今回は日比野克彦、ということで
その名も「豆腐松茸卵桜桃(とうふまつたけたまごさくらんぼ)」に
あいなった、という次第。
(製作自体は地元・岐阜の食品サンプルメーカー万創による)
ロートレアモンの「手術台の上のミシンとこうもり傘」の
オリベ版、ですな。ビバ・シュール!
組み合わせによって新たなモノが生まれる、ということを
オリベイズムと重ねてのデザイン、らしいです。
これ、欲しいっ!!!
そうそう、授賞式での
水木しげる氏のトーク&ライブドローイング、
杉浦康平氏の「複合獣」に関するスライドレクチャー、
深澤直人氏のデザイン話、
山下洋輔の演奏(ラプソディ・イン・ブルーとボレロ)と
いずれもスゴくおもしろかったです。
山下氏の「ボレロ」は、
左手が奏でるベースランニングとそこに被さる右手の
関係の絶妙さに感動!!!
まぁ、左手と右手の関係、ってあたりまえといえばあたりまえの事なんですが、
今回、改めてそのおもしろさに気づかされました。
定型とアレンジのせめぎ合い、というか。
左手と右手の間に、ザワザワっ、と波が立っている感じです。
そして、左手がランニングをやめてブレイク(とはいわないか)へ
至る瞬間にゾゾッと感動の鳥肌が。
いやはや、いいモノ見ました〜。