ヘコむ…

たしかに忙しかった。
時間的にも、キャパいっぱいいっぱいだった。
言い訳はいろいろ思い浮かぶ。


でも、今日はなんだか
ヘコんでしまった。


いくつもある仕事の業務のうち、
ひとつ、ちょっといい加減にやってしまったのだ。
いや、ホントはひとつじゃないかも。
「まぁ、これくらいでいいだろ」みたいな
感じが、どこかであったのかもしれない。


で、人にその仕事の上がりのチェックしてもらってるときに
詰めの甘さを指摘され。


心の中で、ムカっ、と。


どこかで詰めの甘さはわかっていただけに、
指摘されてツラかった。
そこで、腹を立ててしまう自分がまた情けなかった。


いいものを作り出す為なら、
全身全霊を込める、という
主義のつもりだったのに…。


こうやって、ちょっとひとつだけだから、と
「いい加減に」やることが
次第に当たり前になって、
いつのまにか何についてでも
「これまで通りで」と慣習に流され、
何一つ改善したり、攻めていったりしようと
思わなくなってしまうんじゃないか、と。


今の仕事に就いて10年になる。
自分の脳に、苔が生えつつあるのかもしれない。
気付かずに馴れが出てしまっていた自分がコワい。


常に、フレッシュな気持ちで
「新たなもの」そして「より精錬されたもの」目指して
突き進んできたい、と
改めて、深く、痛く、思った次第。