再び秋川・天王岩…。

今日は、再び秋川渓谷の天王岩を訪れました。
もちろん、目的はロッククライミング
前々回(10月2日)は、この場所で岩場デビューしたのでした。


で、今回は新たに一本のルート(「フタリシズカ」グレード5.8)と
前回も挑戦した無名のルート(5.9くらい?)と
(たぶん)「ちいせみ」(5.8)、
そして最後に「クラックジョイ」(5.9)に
挑戦しました。


で、5.8は両方とも一本目でクリアしたのですが、
やっぱり5.9のルートは二本ともダメ…。
私の今の実力は、5.8、ってことなのでしょう。
握力ならぬ”指先力”の不足を
痛感しました。


”無名のルート”は、
上の岩場*1の西端にあるルート。
10メートル弱の長さですが、途中にあるハング気味の岩を
乗り越える辺りで前回も挫折したのです。
今回こそ!の思いを胸に、果敢に(?)チャレンジしたのですが、
やはり一発で下から上まで完登、はなりませんでした…。
で、途中でテンション状態*2になって
そこからやり直しをして、どうにか上まで行きました。
もうこの時点で手先がかなりバカになっていて、
下から上まで一気に完登、にチャレンジすることはできず。
次回こそ、必ず…!!


で、もう一本の「クラックジョイ」は、ちょっと長めのルート。
12〜13メートルほどの長さでしょうか。
中程までの部分は比較的簡単ですが、
上部になって、カブリ気味*3の場所が
出てくるんです。
で、そこが、ルート名にも付いているように
”クラック*4”を利用しながら進む部分。
手や、クラック寄りとなる右足の足場はともかく、
左足の足場がやっぱりうまく見つけられません…。
クラックに前腕や足を突っ込んで、
しかも途中で何度もフォールしながら
ようやっと登り切りました。
登り切った、といっても、この時点でもう完全に手先の力がなくなっていたので
失敗した地点では、そこからそのまま続けるという
ちょっとインチキな方法だったことを白状しておきます(笑)。
本当は、そのルートをしっかり練習しようと思えば
失敗した地点より少し前から再開した方が、
各部での動きをしっかり繋げていく練習にはなるのですが…。


「クラックジョイ」を登り終え、ロープにぶら下がりながら
降ろしてもらうときの眺望は
すごく気持ちいいものでした。
一発完登できなかった、という
ちょっと切ない気持ちも感じながら眺める景色が
なんだかちょっと優しく感じたりして。


結果として、いちおう今回は
取り組んだルートは全部、終了点(ゴール)までは
行き着けたので、少しだけ前回よりは気持ちいい!です。
でも、やっぱりクヤシイ気持ちの方が強いですね。
なんとか、今回は一発で完登にならなかったルートを
下から上まで一気に登り切りたいものです。



それにしても、「クラックジョイ」で
足や手に無数の擦り傷が…。
シャワーがピリピリと、しみます(涙)。



*クライミングに関する日記の中で記している
 ルート名やグレードは、
 フリークライマーの必携書(?)、
 「日本100岩場」(山と渓谷社刊)の(2)関東編を
 参照しています。
フリークライミング日本100岩場〈2〉関東

*1:天王岩では、道路から参道を入ってすぐ開けている大きな岩場=通称”上の岩場”と、そこから川沿いに向けて下っていく途中にある”下の岩場”の二カ所がメインエリアとなっているようです

*2:ロープに完全にぶら下がった状態

*3:垂直を越えて手前に少し傾斜している状態。ここでは約95度くらい?

*4:岩に走っている割れ目。指先が引っかかるような小さなものから、腕がまるまる入るようなもの、さらには体全体が入るような大きなものまであります