今見たいのは…

The Blues Movie Project


最近、映画を見に行ってないなぁ…。
実は今見たい映画がいくつかあって、
そのうちの一本が、ヴィム・ヴェンダース監督の
ソウル・オブ・マン」。


東京では、ヴァージンシネマズ六本木ヒルズ
上映中なんですが、
早くしないと終わってしまう…と思いつつ、
未だ見に行けず。


この「ソウル・オブ・マン」、
2003年にアメリカで
ブルース生誕100周年を記念し、
マーティン・スコセッシ総指揮のもと
「The Blues Movie Project」として
全七作で公開されたうちの一本なんですね。
(音楽ジャンルが「生誕」するって
 どういうこと?と思ったら、どうやら1903年
はじめてブルースの曲(W.C.Handy/"memphis blues")が
楽譜に記された年らしいです*1
で、2003年にアメリカ上院で「2003/2/1からの一年間を
イヤー・オブ・ザ・ブルースとする」と決められたとか。
うーん、そんなこと決めるアメリカって、ちょっとヘン!?)
そんなプロジェクトの存在自体、
私は今年になるまでまったく知りませんでしたが…。


cf:PGS音楽市場/ブルース・プロジェクト
http://www.pgs.ne.jp/html/sp/blues.html


で、このプロジェクト、「Soul of man」の他の6作は下記の通り。


それにしても、このヴェンダース監督の「ソウル・オブ・マン」。
ブラインド・ウィリー・ジョンソンとJ.B.ルノアー、
そして何と言っても私が大好きな”スキップ・ジェームス”を
取り上げたものなんですよね〜。


「私が大好きなな…」なんて、
さも昔からスキップ・ジェームスのことを
知っていたかのように書いていますが、
実はこのミュージシャンを知ったのは、やはり映画で、だったんです。
それが、『ゴーストワールド』(2001年/テリー・ツワイゴフ監督)。
ゴーストワールド [DVD]
この映画、かなり大好きなので
詳細はまた改めて書こうと思いますが、
概要は、高校を卒業したばかりの仲のいい女の子二人が、
それぞれに進路を探っていく、というストーリー。
こう書くとなんだかサエない青春ものみたいですが、
(ある意味、”サエない”のは当たってますが(笑))
登場人物の二人が魅力的なんですよ〜。
オリジナル・パンクが大好きで、
突然髪を真緑色に染めてみたり
メイドっぽい黒の服(アメリカのゴスロリ?)を着てみたりと
ミョーな格好をしたりするイーニド(ソーラ・バーチ)が
なんともイイ感じで、それでいて切なくて…。


そのイニードが恋?に落ちる相手というのが、
かなり冴えないブルースレコードコレクターの
シーモアスティーブ・ブシェミ!)。
で、その二人が会うきっかけが、
スキップ・ジェームスの悲しげなブルース曲「Devil Got My Woman」の
入ったレコードなんですね〜。
部屋で一人、イニードがシーモアのことを考えながら
ブルースを聴くシーンが
すごく印象的で。
それで、映画を見終えてすぐに
スキップ・ジェームスのCDを買いに行ったのでした。


…すっかり、『ソウル・オブ・マン』よりも
ゴーストワールド』の話になってしまってますね(笑)。


「The Blues Project」の7作のうち4作は、
8月下旬から吉祥寺・バウスシアターで
レイトショーにて順次上映されているんですが、
既に2作が上映終了…。
残るは『デビルズ・ファイヤー』と
フィール・ライク・ゴーイング・ホーム』のみ。

バウスシアター/ブルースプロジェクト

あぁ、見に行きたい!!
でも、今月末〜来月中旬までは
一年の中で最も忙しい時期…。
もしどれか一作でも見に行けたら、
またここでレポートしたいと思います〜。

*1:cf:シネマトピックス・オンライン http://www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?oid=4115