瀬戸内海に浮かぶ船を見ていた
島、ってなんだか好きです。
町中では、家々の間のちょっとした小道。
海辺に行けば、港に係留された船や
岸壁で釣りをする地元のおじさんたちが
すごく魅力的に見えてしまいます。
宿泊したベネッセハウスの部屋のテラスから
海を眺めていると、
瀬戸内海を行く貨物船やフェリー、漁船たちが
ゆっくりと動いているのが見えました。
船、って、やっぱり好きです。
自分が乗り込んで、甲板で潮風を感じているときも、
遠く陸から眺めているときも。
特に、遠くから眺めているときは、
なんだかゆったりとした心持ちになれて。
あぁ、時間は流れてるんだなぁ〜、なんて
妙に感傷的になったりします。
そして、夜、海に浮かぶ船を見ていると
いつも思い出すのが、
マダガスカルの夜の海辺。
知り合った現地の男性が、
沖に浮かぶ船を見ながら語ってくれた
将来の夢の話。
「僕は、マダガスカルをぐるっと回る定期航路を
つくりたいんだよ」、と。
「そうすれば、みんながマダガスカルのあちこちに
気軽に行けるようになるし、貨物の輸送も便利になる。
絶対にその船は、はやると思うんだ」。
彼の夢は多分まだ実現していないでしょう。
でも、きっといつか彼ならば実現させてくれる気がする。
そんな事が、海の夜景と共に、ふと思い浮かびます。