#0009 Primal Scream/Crystal Crescent

Crystal Crescentのジャケ



7月16日の日記で取り上げた、
プライマル・スクリームの『Shoot Speed』ASIN:B000197LC0
ライナーをみていたら、
そこで触れられていたCD未収録の「Crystal Crescent」が聴きたくなり、
中古アナログ盤でシングル『Crystal Crescent』を入手。

さて聴こう、と思ったら、
うちのターンテーブルが壊れてました…。
で、しかたなくヨドバシカメラにて
一番安かったテクニカのターンテーブル「AT-PL30」を購入。
audio-technica AT-PL30 レコードプレーヤー
ちなみにamazonとほぼ同じような価格(いや、チョイ高?)。
で、さっそく繋いで聴いてみました。

このシングル(といっていいのでしょうか、盤サイズはLPサイズ*1ですが)に
収録されているのは、
A面には「Crystal Crescent」、
B面には「Velicity Girl」と「Spirea-X」の
合計3曲。


『Shoot Speed』にも収録されていた「Velocity Girl」は、
いわゆるネオアコサウンドです。
…といってもネオアコには詳しくないので
テキトーなこと言っていますが。
今のプライマルの姿からは想像できません。
軽やかで、ポップです。


で、「Crystal Crescent」。
ネオアコサウンド、なんて言っておいてナンですが、
冒頭はホーンが入り、そこだけ聴くと
Beckの「Midnite Vultures」を
思い出します。
Midnite Vultures
でもやっぱり歌詞が始まってみると、歌い方やサウンド
ギターシャカシャカでポップな感じですが。
ただ途中の曲間のフレーズなどに
どこかソウル的なヒネリがある気がします。
(基本的に音楽知識がないので、なにを聴いても
 「これってどこかヒネリがあるのでは…」と勘繰ってしまいます…)
ギターポップ+ちょっとソウルという感じもして、
歌の入る部分と、そうでない部分のサウンドとが
しつこく聴いていると少しギャップがあるような。
そういえば、ベックの『ミッドナイト…』は
バリバリにソウル/ファンクに傾倒したサウンドでしたが。


…今、ベックの『ミッドナイト…』を取り出して、聴いてみました。
なんじゃこりゃぁ!?


ベックの1曲目「Sexx Laws」のイントロに
「Crystal Crescent」のイントロ、酷似です。
いや、プライマルが1986年、ベックが1999年ですから
ベックの方がプライマルに酷似、なんですが。
これって、もっと元ネタがあるんでしょうか。
まぁそういわれてみれば聴き覚えがあるような
キャッチーなフレーズではあります。
だれか知っている方があったら教えてください!


さて、あともう一曲は「Spirea-X」。
3曲中最後になってしまいましたが、
これがちょいと意外な曲。
Spireaっていえばシモツケとかユキヤナギとか植物の名前ですが、
このタイトル、どんな意味があるんでしょう。
1分弱くらいのすごく短い曲で、
歌詞なし(セリフ?あり)。
これが、『Vanishing Point』以降に通じるようなサウンドなんです。


いま調べてみたら、当時のプライマルのメンバーだった
James Beattie(Jim Beaty/リードギター)が
プライマル脱退後、1990年?に結成したバンド名が
「Spirea X」なんですね〜。
関係あるのか?
ありそうではありますが、こっちの曲名の方が先なんですよね。
脱退したバンドの持ち曲の名前、新バンドにつけないよな、普通…。

*1:"LP"って、盤サイズと関係ないんですね…。下の自己コメントをご参照ください