#0005 友部正人プロデュース/no media 1

近所のツタヤでワゴンセールをやっていたので、
つい何枚かジャケ買い/タイトル買いをしてしまいました。
その中の一枚が、これ。
友部正人がプロデュースした、
ポエトリーリーディング、「詩の朗読」の
コンピレーション『no media 1』。

?友部正人プロデュースによるポエトリー・リーディング・アルバム?no media 1

ポエトリー・リーディングって言うと
やはり『The Voices of Word Urban On The Renewal Street』

ザ・ヴォイセズ・オブ・アーバン・リニューアル

のようにメロディやビートの上に朗読をのせたもの、という
イメージが強かったのですが、
この『no media 1』はまさに朗読。
ほとんど声のみです。
他の音は、入っていてもせいぜいプールの水音くらい。
(プールサイドで朗読したという詩「カッパ」などで)

正直、最初はダレました。
途中でCD停止しようかと思いました。
…が、せっかく買ったCD。
いちおう最後まで聴いてみることに。

さすがにコンピ。
いろいろな読み手がいるおかげで、
それぞれの違いが次第におもしろくなってきます。
といっても、スルメをじっくりと噛む忍耐力を持って聴けば、ですが。

やっぱり私には、
『The Voices of Word…』のようなスタイルの方が
馴染むみたいです。ラップを聴くような感じで
軽くリズムを感じながら聞ける、という。
この『The Voices of Word…』のライナーノーツを見たら、
「スポークン・ワード」というコトバが
このジャンルを指すものとして使われているようですが、
「ポエトリー・リーディング」とは
何か違う意味合いがあったりするんでしょうか、
よくわかりませんが。