行けそうだ

七月下旬から八月にかけて。
すごく短い期間だけど…。


行ってきます(多分)、イースター島
まだフライト確定してないけど。
現地は二泊三日くらいだけ、だけれど。


今、「アク・アク」っていう
ハイエルダールヘイエルダールとも)の本を読んで
テンションあげてます。
アク・アク―孤島イースター島の秘密 (現代教養文庫)

この著者のものとしては、
「コン・チキ号漂流記」を
中高生の頃に読んですごく盛り上がった記憶があります。
なにしろ、「南太平洋の原住民の一部は
アジア大陸からでなく、南米大陸から渡ってきた人々がルーツ」という
自説を証明するために、
古代ペルー文明と同じ技術レベルで作れる
バルサ材の筏で太平洋を横断した、というツワモノなのです。
南米からポリネシアへは、海流や風(フンボルト海流と貿易風)のおかげで
意外に楽だったのでは、というのが彼の主張だったわけです。


で、この「アク・アクー孤島イースター島の秘密」は
イースター島の文化の背景(偶像のスタイルなど)を
南米に求めて、検証する、というドキュメンタリー。
ハイエルダールは、イースター島で様々な遺物を見て
南米に通じる意匠を感じ取り、南米起源説を提唱したわけですが、
残念ながら、その学説は今日では支持されていないようです。
ポリネシアの人々も当時高度な公開技術を持っていたことが
 ほぼ判明しているため、海流や風に逆らっても移動できただろう、という
 ことから、イースター島のルーツは南米に限られない、という…)

とはいえ、このドキュメンタリーのおもしろさは
決して損なわれることはなく。


迷信を信じる島民との様々なかけ引きのリアリティ、
そして島の地下に縦横に走る狭い洞窟を降りていくときの
窮屈な質感が、ひしひしと伝わってきます。


ということで、テンションあげてます。
待ってろ、イースター島!!!