オトナ……。


ふと、自分の日々のことを振り返ってみる。


恋愛の場面において、傷つけたり、傷ついたり、ということが
少なくなっている。
でも、それって、はたしてイイ事なんだろうか?


もしかして、傷つけたり傷つけられたり、ということを
おそれるあまり、
人生が薄〜いものになってしまっているんではないだろうか。


アツい告白もなし、
涙ながらの「ゴメンっ!」もなし、
相手に決定的な決断を下させるような質問は避け、
なんとなく「いい感じ」な関係を続けられるように、気を配る。


…うーん、書いてて、なんだか悲しくなってきたぞ。
そういう、「傷つけない・傷つかない」術に長けることが
人生の経験値を積む、ということならば。


そんなオトナには、ならなくてもいいんじゃないかなぁ…。
むしろ、傷つけ、傷つき、生きてみたい気もする。