#0007 忌野清志郎&ザ・レザー・シャープス「ハッピーヘッズ ライブ・イン・ジャパン」

HAPPY HEADS [DVD]

1987年、3月25日・26日の
中野サンプラザでのライブをまとめたこのDVD。
実は、キヨシロー好きでありながら
このDVDは全然買うつもりなかったんですよ。
「レザー・シャープスって誰だよ…?」って感じで。


でも。
あぁ、なぜ私はこれを知らなかったのか!!
なんとThe Razor Sharps、
その構成メンバーは基本的に
イアン・デューリー(故)&ザ・ブロックヘッズの
“ブロックヘッズ”の連中だって言うじゃないですか…!
そりゃ見るでしょ、買っちゃうでしょ。


イアン・デューリーって
かなり好きです。
特に好きなアルバム、といえば
やっぱりコレか。1977年発表のデビューアルバム。

ニュー・ブーツ・アンド・パンティーズ



そして、こっちもいいですな。1979年発表で、
Ian Dury & The Blockheads」と、
“…&ザ・ブロックヘッズ”名義で
出された初のアルバム「Do It Yourself」。

ドゥ・イット・ユアセルフ


といいつつ、実はブロックヘッズのメンバーって
ちゃんと知らないんですよ…。
とりあえず、DVDの方のクレジットを見ながらチェックしてみたところ、
ギターのJohn Turnbull、
キーボードのMickey Gallagher、
サックス他ブラスのDavid Payne、
ドラムス他perc.のCharley Charles、
といったところは間違いなくブロックヘッズのメンバーだったようですが。
その他、この「Razor Sharps」としては
Mark Bedford(b)、Geoff Miller(Tr.他Brass)が
クレジットされてます。


そうそう、忘れちゃいけないゲストとして
曲「SEMETE(Going on the Road)」では
キヨシローの盟友、梅津和時氏が登場してまっせ!


それにしても、演奏がタイトでカッチョええ〜〜っ!
イアン・デューリーとやってたときから
こんなにカッコよかったか!?
…まぁ、私がデューリーのアルバムを聴くときは
そのヴォーカルにメロメロなので
あまりバンドの音をしっかり聴いてなかったんだと思いますが…。


それにしても、「イギリスから来日したバンド」という設定っぽい
キヨシローのステージ衣装、
腰にプラスチック製のオモチャの刀を二本差しにしていたり、
小さな鯉のぼりをユニオンジャックと一緒に腰にぶら下げていたり、
かなり笑えます。
しかもキーボードのミッキー・ギャラガーに至っては
スーツ姿に、ナゾの日本語が書かれた「たすき」を掛けてるし…。
(その文字は読みとれませんでしたが。)


そして、日本語歌詞の歌で
コーラス部分の日本語をRazor Sharpsのメンバーが
歌ってるのもちょっとだけ笑えます。
「チョット マッテ クレ〜」とか(笑)。
あ、この曲、ライナーの表示では
「ちょっと待ってくれ・Chopped Tomato Puree〜Please Don't Go」って
なってるんですが、この
「Chopped Tomato Puree」(=トマト潰したピューレ?)って、口に出すと
「チョット マッテ クレ〜」になってるわけですね(驚)!?
まぁ、逆「ホッタイモイジルナ」(=What time is it now?)ですな(笑)。


それにしても、収録曲の「Ruby Tuesday」、
実はオリジナルのストーンズバージョンより
キヨシローがカヴァーしてるのを先に知ったんですが、
どっちのバージョンで聴いても、やっぱり
イイ曲ですよね〜〜。大好きです。切ないっ!
あ、カヴァー曲としては、他に
このDVDには、「Stand By Me」が収録されてます。