#0032 Garnet Mimms & the Enchanters/ Cry Baby

Garnet Mimms『Cry Baby』



今日は、先日CD屋でなんとなく目に留まって買った
このディスクを。
Garnet Mimms and the Enchantersの
「Cry Baby」(collectables records CDLL 57559/COL-CD-5248)です。
(試聴がhttp://www.musicforasong.com/art/Garnet_Mimms/home.html
 できるので、よかったら聴いてみてください)

このディスクを買った理由は、
そのタイトル曲「クライ・ベイビー」。
ジャニス・ジョプリンのヴァージョンが
有名ですよね。
実は、このCDを店頭で見たときには
ジャニスが歌っていたのと同じ曲かどうかという
確信が持てなかったのですが、
(裏ジャケには、(B.Russell/N.Meade)と
クレジットされていたのですが、
なにしろジャニスが歌っていた曲の方の
ソングメイカーを知らなかったもので…。)
そのジャケ表の雰囲気が良くて、
このガーネット・ミムズ&ザ・エンチャンターズという
人々すら知らずに買ってみた次第。


で、プレイヤーにかけたら、
一曲目、「おお、これはまさにあの曲!」でした。
バート・ラッセルとノーマン・ミードが曲を作り、
ガーネット・ミムズたちが歌って
1963年に大ヒットした曲らしいですね。
(実はラッセル&ミードのことをよく知らないので
作詞・作曲をどう分担しているのか
よく判りませんが…。
どうやらノーマン・ミードというのは
ガーネットをスカウトした
ジェリー・ラガヴォイ(J.Ragovoy)という人の
変名のようです。また、バート・ラッセルというのは
バート・バーンズ(B.Berns)の変名らしく。
なんだか面倒ですね…。)
なので、発表年からして、ジャニスの方がカヴァー、と。
ジャニスは、他に彼らの「My baby」もカヴァーしているので
かなりガーネット・ミムズが好きだった模様。

どっちのヴァージョンが好きか、といえば
最初に聴いた思い入れが強いせいか、
ジャニスの絶叫ヴァージョンの方が好きですが、
こっちのガーネット・ミムズのヴァージョンもなかなか、です。
魂こめて情感タップリに、しかも適度にメローに歌い上げ、
まさにディープ・ソウル、って感じですね。


このアルバム「CRY BABY」には
12曲収録されていますが、
そのうちラッセル&ミードのコンビによるものが
(バーンズ&ラガヴォイ名義も含めると)5曲。
その他に、ラッセル名義が1曲、ミード名義が
(他者との共作を含めて)3曲ですから
このラッセル&ミードのコンビ、
頑張ってます。
この人たちって、実は
フィリー・サウンドの名プロデューサーの
ギャンブル&ハフとか、
モータウンホランド=ドジャー=ホランドみたいな
有名人なんでしょうか…。知識不足です……。