#0020 The Blue Hearts/人にやさしく


人にやさしく/ハンマー
ザ・ブルーハーツ『人にやさしく/ハンマー』


甲本ヒロトについて書いたところで、
せっかくなのでザ・ブルーハーツのCDを。
といってもシングルですが。


Amazonのリンクで写っている画像は、
MAXI版(といっても収録曲は同じく2曲)ですが、
私の手元にあるのは、1988年3月に発売になった分の
シングル版。縦に細長いパッケージだったやつです。
ジャケの色が、マキシとは赤青逆になってますね。
まぁそれはどうでもいいんですが。


ブルーハーツの歌を最初に耳にしたのは、
大学の頃暮らしていたアパートでのこと。
三つ隣の部屋に住んでいたF君が大ファンだったらしく、
酔うといつもアカペラでブルーハーツの歌を
歌って(叫んで?)いたのをよくおぼえてます。


でも、あっ、これだぁ!!と思ったのは、
レナウンのテレビCMで、
この「人にやさしく」を耳にしてから。
記憶によると、I.N.Expressというブランドの
CMじゃなかったかなぁ。
マーカーで描いたような、
コマ落とし、っていう感じのアナログっぽい動きで
ローティーンっぽい子供がチャカチャカッ!と動いている
アニメでした。


出だしの、「気〜が〜狂〜い〜そ〜ぉ〜〜〜!」
で、もうグッと惹きつけられてしまいました。


それにしても、このシングルはスゴイです。
「人にやさしく」も、「ハンマー(48億のブルース)」も、
私の中でブルーハーツというと必ず思い出す曲ですね〜。
ブルーハーツの曲って言うと、
ヒロトが作った曲とマーシー真島昌利)が作った曲とで
けっこうタイプが違ったりして、
だんだんマーシーが作る曲の詩情のようなものが
あまりピンとこなくなってきたりしたのですが。


でも、この頃のマーシーの曲は、すごく好きです。
「人にやさしく」が作詞作曲:甲本ヒロト
「ハンマー」が作詞作曲:真島昌利、ですが
マーシーのここでの歌詞は、まだまだストレート!なんですよね。
そこが好きだったわけで。


なので、ブルーハーツのアルバムでも
マーシーの詩情がうなりを上げる(笑)「Dug Out」は、
購入こそしたものの、あまりうちのCDプレーヤーでは
ヘビーローテーションにならなかった気がします。
今、聴き直してみたら、意外に(?)良いんですけどね。
なにしろ「Dug Out」ASIN:B00005HDLK
「手紙」(マーシー作)は
バージニア・ウルフのメノウのボタン〜」で
始まっちゃうんで、当時の私にとっては
「あれぇ……」って感じでした。
なので、「Dug Out」の2年後に、
「PAN」ASIN:B00005HDLV
(メンバーそれぞれが自分で作った曲を
別々にレコーディングして一枚にまとめた)を最後に
ブルーハーツが解散してしまったのも、
どこか悲しいけれど納得できたりして。
(といっても、またすぐヒロトマーシー
 ザ・ハイロウズでコンビ復活しちゃんですから、ナンですが。)


そういえば、最近、ザ・ハイロウズの新しいアルバムって
あまりチェックしてないなぁ…。
ちょっと今度聴いてみよう、っと。