新たな人生へと向かう人へ
春になると思い出すのが、
自分が、長野・松本市での下宿生活を終えて
新社会人として東京へ戻ってきたときのこと。
(といっても、住んだのは千葉ですが(笑))
中央線を経て、新宿から総武線に。
四谷あたりで、車窓には皇居の外堀と、桜の木々、
そして下草の緑が目に入る。
これから、東京で生きていくんだな、と感慨深く。
「この光景を見ている、この気持ちを忘れない!」と
思った記憶は、今も鮮明です。
やりたい仕事(=編集)があって、
でも、その職種には就けずに、
わずかばかりの配置転換の可能性に期待を繋ぎながら
社会人生活を始める、という状況だったあの時。
やりたいコトは、絶対にやる!と決意し、
昂ぶる気持ちだったあの時。
今、あの時から十数年が経ちますが、
卒業してから三年経って、転職を経て
編集をなりわいにすることになり。
日々、編集三昧です。
時折、春になると、あの時の、あの決意を思い出します。
後悔のない人生を目指した、
熱い気持ちを懐かしく思いながら、
そして、その気持ちは今も心の中にあるぞ!と
思いながら。
…でも、考えてみると、
上京した時期は三月末だったはず。
桜は咲いてなかったんじゃないか、と
思ったりもするわけですが。
きっと、記憶の中だけの美しい情景、なのかもしれません。
でも、自分にとっては、
真実の、大事な光景です。
…この日のblogタイトルが、メッセージっぽいのは
あまりお気になさらず。
ちょっとだけ、そういう気分だったのです。
すっごく大きなお世話ですが、
新たな生活へ、一歩を踏み出す人へ、そして
id:yassan3072さんへ、この日のblogを贈ります。