香りの色

風に揺れるコスモス



フレグランスの勉強で香りを嗅いでいると、
最近は時折、色彩や音のイメージが
浮かび上がるときがあります。


シャネルの「ココ」は赤紫色。
同じシャネルのオリエンタル系でも、
「アリュール」は薄いクリーム色。


グレの「カボシャール」からは、
深い谷底で流れる急流の音が遠く響いてくるし、
エスティー・ローダーの「ノウイング」からは、
木々の葉から滴る露の音が聞こえてきます。


人間の感覚、って不思議なもんですね〜。
なにか、記憶の奥底にある原風景のようなものと
匂いとが繋がって、記憶が呼びさまされてくるんでしょうか。
とはいっても、木々の葉から滴る露の音、なんて
聴いた記憶はないんですが(笑)。


まぁ、自分なりに謎解きをしてしまうと、
オリエンタル系は赤〜紫色で、楽器ならば管楽器。
シプレ系は青〜緑色で、自然の中にある音。楽器ならば小さな打楽器?
フローラル系はピンク〜黄色で、弦楽器でしょうか。
きっとこの辺りって、人によって違いがあるんでしょうね。
シプレ系が緑色、っていうのはいかにもストレートですが(笑)。
他の人がどんな風に感じているのか、ちょっと知りたい気もします。